格闘家。九龍に突如として現れて街を支配した存在。
現使徒タダイの事実上の師匠。
正体(68話にて)
現使徒タダイ(レベオ)の実の父親であることが判明する。若いころはレベオと瓜二つ。バッドローからは家族を持つことの危険性を説かれるが、すべてを投げ打ってでも手に入れたいものと返す。組織の都合上、家族と暮らすことはかなわないが、変装して撮った家族写真が宝物。
不治の病に冒され、死ぬ前に家族に会いたいとバッドローへ手紙を書く。バッドローからは止められていたが、妻らからの返事がないため、九龍へ会いに向かったところ、妻のルシエンの死を知る。妻の殺害犯と思われ、かつ、違法で残虐なビジネスをしていた九龍の住人に対し、九龍の悪魔として報復と支配をすることを決める。
これは、妻を殺害されたことへの報復以上に、息子であるレベオを守るための行動でもあった。レベオが武術を学び始めたいといい、暴力的かつその対応は悪意に満ちたようなものでありつつもレベオを指導する。
政府から繰り返される九龍への侵攻を防ぐが、前述の病も末期となり限界を迎える。